癒し時間 ~五感を楽しむセルフケア~
「ストレスが溜まってしんどい」「人間関係で疲れている」こうしたメンタルの不調から回復する近道は、自分で自分を上手にケアすることです。
心が疲れたり、悲しみに沈んだり、不安な気持ちでいっぱいになったら、まずはしっかりと自分の心とからだに向き合ってみましょう。
ストレスと上手く付き合い、健康で暮らすためには自分自身を癒すセルフケアが大切です。
「癒し」とは、肉体や精神の疲れや悩み、苦しみを何かに頼って解消したり和らげたりすることを意味します。
気持ちが落ち着いて幸福感を感じている状態を指し、ストレスの発散や疲労回復などの効果が期待できます。
忙しくしており自由な時間が少ない中でも手軽に取り入れることができるのが、〝五感を楽しむ”こと。
五感とは人間に備わっている感覚である、視覚、嗅覚、触覚、味覚、聴覚のことです。
【視覚】視覚的にリラックスできるのは、自然のものを見ることです。色彩心理学の研究でも、木々の緑を見たり、空の青さを見ると心拍や血圧が下がってリラックスすることがわかっています。(自然の風景を見る、観葉植物や花を育てる)
家族写真や好きな俳優のポスターなどを見ると、脳でオキシトシンが分泌されて幸福感を感じたり、リラックス効果UPですね。
【嗅覚】匂いを嗅ぐと、その情報が感情や記憶に働きかけます。好きなアロマやお香の香りでリラックスタイムを作ってくださいね。
【触覚】やわらかいものに触れて、心地よさを感じてみましょう。皮膚感覚と心は密接な関係があります。例えばやわらかいものに触れると、心もやわらかくなる効果が確かめられています。心地よい感覚でのセルフマッサージやクリームを塗布し肌をなでることもグッドです。
やわらかく肌触りの良い素材のタオルや枕、クッションを使ったり、素材の良い衣服を着るのも良いでしょう。
【味覚】食べるとオキシトシンが分泌されます。甘いものや美味しいと思うものを味わって食べることで幸福感を高めます。また大好きな人と楽しい話をしながら食べる時間は、心満たされますね。
【聴覚】疲れた時は音楽を聴くと癒されます。リラックスしたいときはスローテンポ、ストレスが溜まって発散したい時はアップテンポの曲を選曲すると良いでしょう。癒しを目的とした環境音楽もリラックス効果が高いです。
ケアルームにおけるアロマケアでは、主に嗅覚、触覚、聴覚からアプローチし、リラクゼーションや癒し効果をお届けしています。短時間でかなり効果が期待できること間違いなしです。
自身のセルフケアだけではどうもこうもいかないときは、ぜひケアルームにお越しくださいね。
最後に、私の癒し時間の紹介です。
旅、神社参拝、ウクレレ、温泉、友人や家族との心おきないひとときやお酒の時間などなど…。
セラピストとして存在してから、私の生き方は大きく変わりました。
『人を癒すためには、まずは自分を癒すこと』
セラピスト自身が満たされ良い状態であることで、周囲の人へのセラピーやヒーリング効果がより起こってくると思っています。
心にゆとりのない人にケアされたくないですからね。
そして私の癒し時間で一番おすすめなのは、旅に出ること。
自然の中の風景を見て深呼吸しながら歩き、旅先の地の美味しい料理を食べ、温泉やお風呂を楽しめる。
何より普段と違う非日常空間で過ごせることが、最大のリフレッシュになりますものね。
日常を少し離れ、自分を満たす時間、自分に戻る時間を作れます。
というわけで、旅に出てきまーす!